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備忘録

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2007年 08月 01日

北京へ行ってきました。

3泊4日さっと行ってさっと帰ってきました(まるで国内旅行)。3時間で着く巨大な異国、ほんっとにでかい…。
自分の覚えのつもりでささっと箇条書きでいきまーす。
1. 飛行機
セントレア発のエア・チャイナ、ジャンボじゃなくて小さいタイプ。私はもちろんエコノミーですが、ビジネス席がなんかしょぼくて、あれでビジネスはちょっともったいないような。でもぱりっとしたビジネスマンの方々が座っておられました、がんばってお仕事してください。ちなみに成田発はジャンボだったようです。
機内食?ま、軽食と思えばあんなもんでしょう。
2. ホテル
今回は友人の紹介で北京師範大学の『ゲストハウス』に泊まったのですが、ゲストハウスじゃなくて四つ星ホテルと言ったほうがよい素敵なホテル!。あんな立派なところ初めて泊まりました。綺麗だしサービスもいいし。なんでも、大学(国立)が民間に運営を任せているんだそうで、なるほどーの充実度でした。
3. お食事
ホテルの朝は当然バイキングで、おいしかったです。朝から炒飯、ちまき、肉まん等どちらかというとヘビーなものが多かった。
以下食べたお店を列挙します(順不同)
郭林家常菜:北京の家庭のお総菜屋さんってとこか。ボリュームたっぷり、味付けはさっぱり系でやや甘め。庶民の味方という感じ。
第一楼:おいしい小龍包!これはホントにおいしかった!
孔乙己酒店:江南料理。小エビを炒めて甘めに味付けしたものや、なすの炒めたのがたいへーんおいしかった。湖のそばにある店の雰囲気も趣きがあって、良うございました。ただし臭豆腐、見た目はサイコロ厚揚げ、食べるとびっくりの豆腐だけはパスパスパスーー!!!
北京師範大学そばの韓国料理屋:私は冷麺というものを食べたことがなかったので、北京で初体験。おいしいですね!
上縁坊:蘇州料理(?)。ここは非常に美味でした。涼菜系も北京ダック(実は初体験)もホタテを炒めたのも牛肉炒めたのも。ダックの水かきはちょっと…苦手かも(>_<)日本人オーナーのお店らしく、サービスが日本的に細かい、いや日本にあっても高級店並み。
とにかく毎食美食でした。普段は毎食粗食の私にとっては、ちょっとキツい部分もありますが2日間だったら何とか。3日4日になったら、一食抜くか果物とコーヒーのみ的な軽食を入れた方がいいだろうなぁ。
お値段は日本に比べたら激安。今中国の食品があれこれ叩かれてますが、食文化の豊かさはやっぱりかなわないと思う。部分的な事象を取り上げて揚げ足取りみたいにヒステリックになるのはどうかと、実感として思いました。
海外旅行中に日本食が食べたいとか白い飯が食べたいとは思わないけど、今回はおいしい濃いめのコーヒーが飲みたい!とだけ思った。なので帰宅後まずコーヒーを入れて羊羹を食べました。
4. 観光
何せ初めての中国ですから観光です!
万里の長城:これは外せないですね。1番一般的な八達嶺長城へ行きました。もちろん大混雑。歩き始めて思い出した、私高いところ苦手なんだった、足元からひやひやーとした風が。振り返ってはいけない!と脇目をふらず速度全開で一気に登る!もう緊張しまくり、左右に壁があっても駄目なもんはダメなんです。ロープウェイに乗っても、緊張感は消えず。
明十三陵:中国史は高校時代にみっちりやったのに、さっぱり忘れてしまった。定陵と地下宮殿に行きました。猫に小判とはこのことか。長城と定陵を回る時にチャーターした車の運転手さんがいい方で(日本贔屓で、車はホンダのオデッセィの新型)、楽しく快適なドライブでした♪
故宮:人人人、そして改修中のテント。来年に向けてあちこちを大改修中なんでした残念。でかい、でかすぎる!根性が無いので各種宝物類を楽しむ気力は出ず、とにかく通り抜けて感心して終了。天安門広場や人民大会堂はタクシー内から2回見て満足。
北京首都博物館:えーと、まあその、ざっと流して。新しいだけあって見せ方が上手、でも動線がよくわかんないので、抗日戦線を最初に見て次に古代、になっちゃった。ミュージアムショップは充実(^_^)。しかしここもでかい、上下左右にどーんとでかい。
博物館系の入場料が結構高い。食べ物に比べると高いような気がする。長城は45元、故宮は60元、首都博物館は30元。
観光とは違うんですが、孔乙己で食事をした後、モンゴルの馬頭琴と歌の名手の方を訪ねたのがちょっとしたサプライズ。一人で二つの音を同時に歌う「ホーミー」、これを間近で聞いたのは初めて。空気が揺れて、音の響きが三次元的というか不思議でした。
5. おみやげ
琉璃廠という街にある石や硯のお店で、ハンコを作ってもらいまして、これだけで私は満足。私の姓を五千年前(と、ガイド君が訳してくれたけど、中国って何千年歴史あったんだっけ?というていたらくのワタクシ)の漢字で彫ってくれたんですが、かっこいい!父への土産もここで。父のがこれまた更に上出来。あげるのが惜しいくらい。
あとはミュージアムショップや北京五輪のオフィシャルショップ、東方新天地にある『皇帝』というシルク製品の店等で。『皇帝』はガイドブックに載っているのを見て行ったんだけど、やっぱり良かったです。侮るべからず、日本のガイドブック(^^;)日頃購買欲の余り無い私でも、あれこれ買ってしまった。
6. テレビ
どこへ行ってもテレビは見る。67チャンネルも映るのに、英米ドラマは映らず、当たり前か。英語放送はCNNと中国語字幕のStar movieチャンネルだけ。「キングダム・オブ・ヘブン」や「グラディエーター」がやってた。BTV-6でArsenal対インテル・ミランのフレンドリーをライブで中継してて嬉しかった。でもアンリもリュングベリもいなくなって、随分雰囲気変わってしまったなあArsenal。中国行ってもプレミア・リーグを追っかける情けない私…。
今回ガイドを頼んだ留学生君の話によると、中国ドラマはつまらないので台湾や韓国のドラマを見るんだそうです。「西遊記」や解放軍系(多分)のドラマはやってましたが、確かに古色蒼然としてた。若い子たちは見ないよなー多分。NHKが映ったので、選挙速報を友人たちと楽しみました。これもまた良き思い出。
7. 総じて
上記のように、友人の紹介で中国語ぺらぺらの留学生君にずっと付き合ってもらったので、非常に効率よく、やや詰め込み気味だけど楽しい三泊四日でした。英語が通じる場所が増えたといっても、タクシーの運転手に説明したり、ハンコ職人のおじさんにあれこれお願いするにはやっぱり中国語が出来ないと。
充実してたけど、友人やガイド君に頼り切ってしまって、ただタクシーに乗ってポイント移動してた感は強く、場所や道が全然覚えられない。一人で回ると苦労や孤独感はあっても、必死に地図を見て頑張るので、無駄は多いけど経験という蓄積にはなる。
北京はここ数年で劇的に変わった、と友人は言います。前をよく知らないので偉そうなことは言えないけど、ものすごい速度で超近代化超高層化しているであろうことはわかります。10年以上前に旅行した女性が「北京は散々だった」と言っていたけど、今は誰が行っても否定的な感想は出ないと思う。相変わらず人は並ばないけど、ホテルや各種インフラは整ってきたし、人もどんどん変わっている。食や物の値段も、革命的に変わっていくんだけど、それに付いていける人とそうでない人の差が激しくて。日本人から見ると、ただ「安い」に見えがちだけどそういう問題じゃないよね。変化していく部分とそうでない部分の間に緩衝地帯的なものがあればいいけれど、ひょっとしたらがくっと溝が出来るだけなのか。とかとか考えさせられたりもします。
自転車の数よりも自動車の数の方が圧倒的に多くなった。運転マナーは凄い、かなり高度の運転テクニックが必要かと思われます。絶対私には無理。
北京五輪に向けて更に進化・変貌していくんだろうなぁ‥想像できないくらい。そうそう、暑いとTシャツをめくって腹を出して歩く男性が、ひんぱんに見受けられますが、「腹出すのはやめましょう」と政府が呼びかけてるそうです、でも暑いもんねぇ。
モンゴル音楽を聞いた後どしゃぶりに遭いまして、傘無しで半ばやけくそ気味で歩かなきゃならなかったんですが、私は楽しかったです。タクシーが中々つかまらなくて、頭の半分では困ったなぁ、でも半分はうきうきしてました。なーんか好きなんです、意味は無いんだけど。普通の街並を何を見るでもなくただ歩く、普段着の人々普段着の店を見ながら歩くだけで楽しい。
北京は緑が多い街です。大きな街路樹がこんもりと茂って影を作ってくれます。空気が今とても悪いので(スモッグやほこりや排ガスで)、清々しい空気を吸いながらというわけにはいかないけれど、歩くにはいい街だと思う。
というわけで、夏の最大のイベントが終わってしまった。今回お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。特に早川君、大感謝です、予習頑張ってね。

by atsumi-6FU | 2007-08-01 18:07 | 日々のつれづれ


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