備忘録

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カテゴリ:books( 6 )


2007年 08月 19日

ソーヤーが読んでいた本。

lostはS2途中からほとんど録画番、たまに見る程度というていたらく状態です。今日のエピソード(S3#12)でソーヤーが読んでいた本は既に登場済みだったのかもしれないけど、私は今回が初見であらっ?と思った、アイン・ランドの「The Fountainhead」じゃございませんか。
「エンジェルス・イン・アメリカ」の第何話だったか、ルイス(Ben Shenkman)が「まるでアイン・ランドみたいな展開だな」とか話すシーンがあって、へえいったいそれは何?と思って読んでみたのがThe Fountainheadの邦訳版「水源」(ビジネス社)。主人公ハワード・ロークが一流の建築家を目指す艱難辛苦の物語、と言うとめちゃくちゃ乱暴すぎか。大変ボリュームのある(頁数も内容も)話なので、遭難先で読むには適しているかと思われます。アメリカではポピュラーな本なのね(一種のカルト的な人気?)、と改めて思った次第。肝心の今日のおはなしは、えええ、クレアとジャックってそうだったの?相変わらず突拍子もない展開ですな。
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by atsumi-6FU | 2007-08-19 22:18 | books
2007年 03月 19日

BSfan休刊!!

唯一買い続けてきたTV系の雑誌がなくなってしまうことを、ついさっき知りました。
これが無いと暮らせないというわけではないけれど、寂しい。番組表はともかく、機器の紹介や小ネタ的な記事等楽しんできたし、VHS時代はタイトルシールが重宝しました。TV情報誌は他にも複数ありますが地上波主体のものは不要だから、他誌を新規購読するつもりは無し。ただ、NHKBSで放映される映画チェックに使えるものを用意しないと。
どの分野にしても雑誌は売れない時代だから、淘汰されていくのは仕方ないのでしょう‥。

その後。
NHKオンライン上に、『BS映画カレンダー』というのがあったので、それをプリントアウトしてこまめにチェックすればいいのかな、と。労を惜しんではいけませんね。
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by atsumi-6FU | 2007-03-19 20:47 | books
2007年 02月 14日

お茶目なタコ

愚痴の記事がトップにあるのも何なので、ちょっと焦って閑話休題。

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『attention』という小さな雑誌を買いました。表紙が印象的なので紹介。タコがいいな♪

雑誌の詳細についてはコチラをどうぞ。
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by atsumi-6FU | 2007-02-14 20:04 | books
2006年 11月 04日

未来の史学部

「Dr.フー」#9、博士とローズはロンドン大空襲のさなかに降り立ってしまう。タイムトラベルとロンドン大空襲ときたら、大好きなコニー・ウィリスです。
「見張り」Fire Watch ですよ、皆さん。2050年代にはタイムトラベル技術が確立されていて、史学部の学生には過去へのタイムトラベルが必須実習になっている。「見張り」の主人公バーソロミューは1940年のセントポール大寺院へ実習に出されて、ドイツ軍が落としてくる焼夷弾と格闘します。
彼にはこれから起こることが全てわかっているけれどそれを言うことができない。歴史に干渉することなく、歴史を実地体験するのが未来の歴史研究なんですね。コニー・ウィリスはこの他にも、黒死病が猛威をふるう14世紀に送り出される女学生キヴリンを描いた「ドゥームズデイ・ブック」、コヴェントリー大聖堂の再建計画のために実地見聞に送り出されるネッドを描いた「犬は勘定に入れません」を書いていて、どちらも傑作。現在執筆中の「All -Clear」もロンドン大空襲を題材にしているとのこと。
『○年○月、どこそこで、あれこれが起こり、何人死亡何人負傷』という記述を読むだけの歴史ではなく、その個々の構成員と共に行動し、彼等の思いをすぐそばで共有し、悩む学部生の物語を読み進めていくのは本当にせつない!でもとても面白い!興味があれば是非図書館や本屋で手にとってみてください。
そしてローズと博士のつづきが早く見たい〜!
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by atsumi-6FU | 2006-11-04 01:04 | books
2006年 09月 24日

渋いオヤジの物語。

スティーヴン・ハンター「悪徳の都」
スティーヴン・ハンターとAJクィネルは私にとってのロマンス小説みたいなもの。最近アメリカではセックス描写の激しいロマンス小説が流行っていると雑誌で読んだが、私は銃撃の描写が激しいほうがいい。主人公は元海兵隊、ベトナム戦争で活躍したスナイパー、外人部隊の勇者、彼等は皆孤独を好み、金のためではなく(でも金は必要だが)友情・愛情・正義のためにどんな危険も省みず、たった1人で敵に立ち向かっていく。特にクィネルのクリシー物はワン・パターンだけど、そこがいい(ちなみにデンゼル・ワシントンのクリシーは私の思うクリシーではありません)。「悪徳の都」の時代は第二次大戦直後、バグジーがラスベガスを創出しようとしている頃、地域のギャングに支配されているホットスプリングスを、硫黄島での激戦で生き残ったアール・スワガー率いる摘発部隊が浄化していこうとする物語。『ボブ・リー・スワガー』シリーズは映画化されそうでなかなかされない。サービスシーンに乏しく、無理矢理恋人だの愛人だのを突っ込むのが難しいからかも?とくだらないことを考えるが、上手く作ったら素晴らしい『オヤジ映画』になると思う。誰か作ってください。
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by atsumi-6FU | 2006-09-24 23:48 | books
2006年 08月 16日

「あなたに不利な証拠として」

常に死と隣り合わせで仕事をしている彼らは、時としていとも簡単にばかばかしい状況で死んでしまう。細心の注意をはらって慎重に仕事をしてきたのに、哀しいくらいあっけなく殉死してしまう、例えばキャサリンの夫のように。
民間人の知人とはどんどん疎遠になっていくのは仕方ないことなのだろう、神経のとがりぐあい、そこからくる反応の違い、死生観の違い、あらゆる面で人と共感しあえない体と心になってしまう。
彼らは公務員であるから、とりたてて高い給料をもらっているわけではない。割が合わない職業だ、定年まで全うする割合は低いだろう。この短編集の主人公たちは女性警官だ、独りで生きるもの、同じ警官同志で所帯を持つがうまくいかなくなるもの、様々である。彼女たちの生き方が、ひりひりとした文体で語られていく。なぜそうもつらい道を選ぶのか、なぜ自らを崖っぷちにおいたてるのか。夫が殉職した後のキャサリンの死までの数年間は果たして充実していたと言えるのか。充実していたしていない、などという物差しは不要なのだろう、彼女等はただ必死に生きている、警官であり続ける。誰のためにでもなくただ続けている、多分ほんの少しは救われるから、自分か市民かはわからないけれど。

少し前にメモしておいたものをはりつけてみました。
「あなたに不利な証拠として」(ローリー・リン・ドラモンド作 駒月雅子訳)は今のところ今年一番の読書です。
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by atsumi-6FU | 2006-08-16 21:46 | books