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カテゴリ:その他芸能( 3 )


2007年 08月 10日

東京も暑いですね(>_<) and more

『ルグリと輝ける仲間たち 2007』を五反田で見てきました。来年3月にパリ・オペラ座バレエ団を引退する予定(定年45才、早いのかどうかよくわかりません)のマニュエル・ルグリがパリ・オペラ座の同僚たちや若手と共に踊るあれこれ公演です。一種のハイライト集なので、見せ場の連続です。皆様の美しい姿と、見事なテクニックに酔いしれる贅沢な夜(でも頭の隅では「最終の新幹線に間に合わないと夜行電車だよ」)。マチュー・ガニオ君、異例の早さでエトワールに出世したのはだてじゃない。あれで渋さや陰りがプラスされれば向かうところ敵無しだね。マチアス・エイマン君、将来が非常に期待できるスジェだと思った。素人目でもわかるテクニックの確かさがありましたわ。アニエス・ルテステュの雄弁な背中が素晴らしい。肩から指の先まで、何かエネルギーみたいなものがすーっと流れる。美しく力強い。最後の「オネーギン」が終わると、左隣のお姉さんが涙を流していた。カーテンコール時の会場はルグリへの感謝と感激の嵐、すごかったな。
そうそう、昨日腹が立ったことを書いておこう。
右隣のおばさん!身を乗り出して見るのはやめましょう!前から3列目で、ダンサーたちの表情が手に取るように見えるのはよかったのですが、段差が無くて前のお客さんの頭が邪魔になる。しょうがないことなのだから、我慢して見える範囲で見るしかないのに、この隣のおばさんは頭を左右に降って視界を広げようとする。私の方にも体をせり出してきて、めっちゃ邪魔!ルグリのファンなのかと思いきや、キリアンの振付け「扉は必ず…」には拍手一つしない。こらこらこらー(怒)
明日はBプロを見るので、明日はそういうことがありませんようにと、切に願うのでありました。

更に暑かった土曜日、Bプロ見てきました。
今回ほど『のぞみ』のスピードがありがたかったことはございません。8時半に自宅を出て10時半に五反田に着けたのはのぞみ様様のおかげです。ありがとうJR東海。
11時から始まる公開レッスン見学会を見て、3時からのBプロも見て、大変満足。ここでガニオ君の映像でもお見せできたらよいのですがーせめて少女マンガの王子様ばりのお顔を。
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今はもうちょっと大人っぽくなっておりますが、やっぱりまだ甘いマスク。今回2演目見て、これは新時代のスターだーっ!とバレエ・ファンが聞いたら「何を今更、あたりまえやん(失笑)」と言われること必至の、情けないワタクシでございます。
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by atsumi-6FU | 2007-08-10 20:05 | その他芸能
2007年 08月 04日

今晩NHKハイビジョンで「オセロー」放映。

番組表を見たら「出演:イーモン・ウォーカー」とある。これってこれって、サイード?IMDbの掲示板を見ると、やっぱりサイードが今年ロンドンのグローブ座で演じた舞台らしい!見てきた人がamazing performanceと書き込んでいます。これは必見ですね!録画だ録画♪

この芝居の見どころは、誇り高く、自信に満ちたオセローが、イアーゴの卑怯なたくらみの罠にはまり、醜い嫉妬に歪み疑心暗鬼の塊と化していく様が一つ。もう一つはイアーゴ。非常にシンプルかつ効果的なやり方で、オセローを追いつめていく。卑怯だが見事。まさに天使の顔をした悪魔。
サイードことイーモン・ウォーカーのオセローはまさにオセローそのもの。デズデモーナを優しく見つめる瞳、愛情に満ちた仕草が、どんどん黒く染まっていく。なぜこんなに簡単にイアーゴの策略にはまってしまうのだ(涙)ラストの悲劇に向かって、狂ったように叫び続ける姿はおおサイード…(違)。
オセロー以上に重要で芝居のキモであるイアーゴ、ティム・マキナニーが見事。涼やかな顔をして、周囲の人々をチェスの駒のように自分の思い通りに動かしていく。コミカルな部分もあって、悪漢一色にはならない、とにかく存在感が圧倒的、凄い。死して横たわるオセローを見ながら笑みさえ浮かべている、最後まで悪魔であった。
面白いのがロダリーゴ(サム・クレイン)。オセローを落とすための道具として、イアーゴのいいように使われるんだけど、顔がやや童顔で表情や体の動きがコミカル。出てくるたびに笑える。こういう馬鹿正直なのが居ると便利なんだ、って感じ。
デズデモーナ、エミリア、キャシオー、ブラバンショー等どの役者も良い。役者の層が厚いですね!さすがシェイクスピアの本場です。

舞台全体からはとてもモダンな印象を受けます。私の知ってる「オセロー」はオーソン・ウェルズのオセロー(古っ)と、10年近く前に見たサム・メンデス演出のオセローしかない。前者はともかくとして、後者は衣装やセットを1930~40年代に持ってきて、見た目もモダン(スタイリッシュ)なのですが、今回のオセローはそれ以上にモダン。とても面白い。
グローブ座の舞台かぶりつき風、雑然とした場内が良いです。自然の風を受けて、デズデモーナの寝衣がはためく。いいなー。
生の芝居を見たくなりました。シェイクスピアかチェーホフ希望です♪
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by atsumi-6FU | 2007-08-04 19:16 | その他芸能
2007年 07月 15日

「白鳥の湖」

台風接近中に東京でバレエ見てきました。東京へ行ってきたというより、東京文化会館へ行ってきた、が正しい。出張よりもピンポイント、前後全く寄り道無し、です。新幹線代がもったいない(>_<)。
踊るはオーストラリア・バレエ団。で、出し物が「白鳥の湖」なんだけど、普通の白鳥ではなかった!むしろ別物と言ったほうがいいかもしれない。
第一幕オデットとジークフリート王子の結婚式。オデットは王子が結婚前から男爵夫人と関係を持っていたことを知る。王室は、半狂乱のオデットを厄介払いするようにサナトリウムに入れてしまう。
第二幕サナトリウムのオデット。凍り付いた夢の世界で白鳥たちが踊る。そこでなら、王子も自分を愛してくれるような気がする。
第三幕男爵夫人主宰のパーティ。人目をはばかることなくいちゃつく夫人と王子。そこへ招待していないオデット登場。美しくしとやかに踊る彼女に、王子は目を奪われる。そしてやっとオデットを愛するように。男爵夫人が黙っているわけがなく、オデットをサナトリウムに送り返そうとするが、オデットは逃げる。
王子は必死でオデットを探すが、見つけたと思った時既に彼女は黒い鳥になっていた。最初で最後の優しい抱擁の踊り。オデット以上に愛することのできる女性は二度と現れまい、と王子は悟る。

大胆に今風の展開に変え、音楽も振付けも変えたこの「白鳥」はかなり見る人を選ぶ風でした。私の隣に座っていた夫婦、ダンナさんがものすごく不満げ、一幕が終わるやいなや「下世話だ、生々し過ぎるよ、何やってんだか」と吐き捨てるように言う。その後も「白鳥の出てこない『白鳥』なんておかしいじゃないか」「(オデットは)どうせ自殺か自動車事故になるんだろ」休憩のたびにぼやいてました。うるさいなぁと思ったけど、気持ちはわかる。もともとの白鳥にあった見せ場が無い!え?この音楽ってオディールの見せ場のはずだよね?えええどうなってるの?と混乱することたびたび。私のバレエ鑑賞の師匠の言葉をそのまま借りると「AMPのはともかく、よく変わってもヌレエフ版かな、っていう位、変化をつける程度が限界に思えたものをあそこまで変えてしまった事に私は驚いて、オーソドックスな振付との違いをひたすら楽しませてもらったの。ここまでこう来るか、ってな感じで。」
オーソドックスな白鳥を見た事が無い、バレエは初めて、という人のほうが楽しめると思う。技量は十分だし、衣装や装置の使い方もうまく、美しい舞台ではありました。
しかーし今日の王子、なんか情けなくて「あんたがそんなんだから、オデットがおかしくなっちゃうのよっ!このボケが!」と突っ込みたくなることしきり。バレエ見てもつっこみどころを探してしまう、ちょっとまずいかも(^^;)
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by atsumi-6FU | 2007-07-15 00:16 | その他芸能