備忘録

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カテゴリ:FOX CRIME系( 46 )


2007年 11月 28日

デッドウッド S1#9

デッドウッドに様々な変化がおとずれる。町の在り方、商売、人間模様。気がつくと溝が出来ていたり、足元の底が抜けていたり。振り向くと、今までパートナーだと思っていた人間がそうではなく、別の人間の言葉が心に深く刺さる。町全体がシャッフルされて何かが変わる?何も変わらない?

トリクシーとアルの間の距離が縮まり、自然に見えるのは気のせいか。仕事や街の根幹に関わる話をトリクシーに聞かせるアル。以前は高圧的な態度でトリクシーを虐めたり、単なる道具扱いをしていたのに。トリクシーが商売上だけではなく、自分自身のためにも大事な存在であることがわかってきたのかもしれない。「自殺なんて二度とするな」といたわりの言葉すらかける。

チャーリーはアッター郵便・運送店を開業。ビルのことは少しずつ吹っ切れているようだが、まだ落ち着かない。上着を新調するも、似合わないような気がしてならない。会う人会う人に、おかしくないかと繰り返し尋ねる。デッドウッドに根を降ろす決心はついたはずなのに、ここでいいのか、本当にこの道を進めばいいのか、迷いは消えない。だが進むしかない。そしてジェーンは町を出て行った。

1868年のフォート・ララミー条約によりデッドウッドは入植禁止とされたので、アルたちの土地所有は実は違法。先住民との条約の締結後この地は準州に組み入れられることが確実で、その後も自分たちの権利を守るためには嘘でもいいから行政機関を立ち上げなくてはならない。で、会議招集!町長はファーナム、マジですか?「俺は町長がいいな」ってまるでクラス委員か級長に立候補するみたいな彼に、一同しーん、異議を唱える気にもならない。
あとは議員にワイロを幾ばくか渡せば、なんとかデッドウッドは維持できるだろう。

ソルはトリクシーが好きだ。店に遊びに来て、とトリクシーを誘う。まんざらでもない表情のトリクシー、彼女の本当の気持ちはどこにあるのだろう?
牧師の病状はひどくなる一方。ありもしない腐乱臭に悩まされる、視点が定まらない、腕に発作が起きる。ドクターは脳の傷か何かが原因ではないかと言うが、牧師は大丈夫だととりあわない。今の症状は、神が与えたもうた試練なのだ、神への愛が今試されている、と。このままでは気が狂ってしまうような気がする。

サイが兄妹をむごたらしく殺した・殺させた結果、ジョアニーはベラ・ユニオンを出て独立すると言い、良きパートナーだったエディはサイの人間性に疑いを持ち始めた。同じくらい残酷なことを行ってもアルの部下たちは彼の元を離れない。アルは周囲の人たちの自分への信頼を台無しにするようなことはしない。サイはかなり衝動的なんだよね、アンディを山に捨てちゃうし…。

アルマとセスが、お互いに惹かれ合っているのは一目瞭然。鉱区のことを緩衝材にして、なんとか距離を置いている。これ以上近付いたらただの信頼関係では済まない。
でもセスは言ってしまう。彼の妻と息子は、元は兄の妻と息子で、兄の死後引き取ったのだと。だから?アルマは必死で心を鎮め、ランプの火を吹き消す。
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by atsumi-6FU | 2007-11-28 07:45 | FOX CRIME系
2007年 11月 19日

デッドウッド S1#8

ぼけなすファーナムが妙に張り切っている、アルマとセスを殺してやる−!アルの顔には「何張り切ってんだ?こいつバカか?」な表情が。
シャイアンから天然痘のワクチンが到着。同時に、先住民が居留地へ送還されることに決まったというニュースも到着。事態が変わりつつある今迂闊な行動はとれない。衝動的に人を殺すなんてもってのほか。
セス・ブロックは悪に染まらない、弱い側の人間を守ろうとする。裏の世界で好きに動くためには、表の顔をたてなくてはならない。結局はアルたちにとってセスは必要なのだ。ったく都合いいねーでもそんなに都合よく、将棋の駒を動かすみたいに、人が動くかね?

フローラは、ショックを受けたふりをしてジョアニーの部屋を訪れる。ジョアニーは「守ってやらなくては」と彼女に寄り添い一晩いっしょに眠る。なんてかわいそうなフローラ、なわけはなくて、彼女はジョアニーの持ち物の下見と、この先どういうプランでいくかを見極めにきただけ。プランは決まった、ジョアニーはフローラを特別な目で見ていたからそれを利用してやろう、あのダイクを利用してやる。dikeという言い方、響きからしていやーな感じがする。フローラ、吸血鬼みたいな雰囲気だわー。

昨日は残ると言ったのに今日はNYへ帰ると言い出すアルマ。セスは軽くショックを受ける。とりあえず鉱区の調査は急いで行うことに。エルズワースとダンとセスの3人で鉱区へ出掛け、ダンたちは金脈を避けて案内したつもりだったが、セスは金が出ることを確認した。ここは絶対に売ってはならない。

トリクシーが見つからず荒れるアル。くそーと悪態つきながら、血で汚れた床をごしごし拭き掃除、なんかかわいいぞアル。ったくどいつもこいつもと、愚痴おばさんみたい。
ドクターが家へ戻ると、床にはトリクシーが倒れていた。腕には注射の痕、床に転がるアヘンの瓶。彼女は自殺を図ったのだった。息はある、なんとか救うことはできそうだ。

鉱区はやっぱり手に入らない。セスはどんどん対等になってくる、彼の存在が必要だとはわかっていても、めちゃめちゃ気に入らないホントは殺してやりたい。あーいらいらするートリクシーはどこだー(怒)なんか今日はホントにおばさんみたいだよアル・スウェレンジン。

さて兄妹、決行の時です。ジョアニーは何とかしてフローラを止めようとするが、無理。きっと彼女たちはずっとこうやって生きてきたのだろう、町から町へと渡り歩き、盗みを繰り返し、邪魔する者は殺すことも厭わない。失敗は一度も無し。でもとうとう運が尽きた。相手が悪かったのだ、サイの目を誤摩化すことはできない。
そして2人は処刑された。サイは兄を撃つと、ジョアニーに妹を撃たせた。ジョアニーのショックは大きい、「殺すか追い出すかしてちょうだい。そうでないとあなたを殺してしまう」。

トリクシーがアルのもとへ帰ってきた。彼女が選んだのは結局アルだったのだ。その姿を見つめるドクターとアルマ。驚きと無力感と「ああ、やっぱり」。
迎えるアルは、ただ黙ってトリクシーを見つめる。責めもせず、殴りもせず。
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by atsumi-6FU | 2007-11-19 23:04 | FOX CRIME系
2007年 11月 17日

デッドウッド S1#7

セスとチャーリーは、ワイルド・ビルを殺したのに無罪放免となったジャックを発見する。復讐するのではなく、ヤンクトンへ連れていき法の裁きを受けさせることにする。それが正しい道だから。

アルの酒場を若い兄妹が訪ねてくる。父親がデッドウッドへ行くといったきり戻って来ない、見かけたことはないかと。もちろん誰も知らないが、とりあえず兄マイルズはアルの酒場で働くことが決まり、妹フローラは向いのサイの酒場に就職。アルの手下ダンはフローラが気に入ったようだ。実はこの兄妹、たくらみがあってデッドウッドへやってきたのだった。アルもサイもそう簡単には騙されないと思うが用心用心。

天然痘患者の看病は続いていた。サイによって山に捨てられ、ジェーンに助けられたアンディは体中に痕が残ったもののなんとか回復。その足でサイの酒場へ荷物を取りに行く。サイたちは彼の回復を大げさに喜ぶが、気まずさは隠せない。そりゃ病気だからって山に捨ててはねぇ、恨むな怒るなといっても無理な話です。アンディはこれからどう動くのだろう?

アルマはアヘン中毒から解放され、すっかり元気になった。夫ギャレットの埋葬を行う。その場で再度鉱区の買い取りをファーナムが申し出るが、アルマは聞きたくないと拒絶。そこへセス到着。2人は今後のことを話し合う。今までとは違って毅然としたアルマと、吹っ切れたようなセス。2人とも修羅場を一つくぐり抜けたのだ。信頼と共感が強まったような感じがする。
ソルはトリクシーのことが気に入っている。彼女は透明感が増して美しくなった、「帳簿をつけないか」とソルは持ちかける。
アルマが薬をやめたことは当然アルにも伝わり、トリクシーが呼ばれる。この嘘つきめとアルはトリクシーを虐めるが、彼女も以前の彼女ではなく、堂々と自分の主張をする。「クスリ漬けにしたって鉱区は奪えない。あの子供の世話をする人も必要だ」。

チャーリーはワイルドビルの殺された酒場へ出掛け、彼の最期を確認する。背後から近付く敵に気がつかないなんておかしい。なぜ彼はそんな簡単に殺されたのか。チャーリーは理解したくないが、多分理解したんだと思う。
ジェーンがワイルドビルの墓に向って今日の報告をしていた。そこへチャーリーも加わり、墓石に話しかける。が、耐えられなくなったチャーリーは言葉に詰まってしまう。つらすぎるのだ。

セスは一連の出来事を通して『正義』がこの町に必要だと強く思うようになった。そしてアルと-アルが支配する世界と-本気で対決することを決意し、アルに向って宣戦布告。そっちが本気ならこっちも受けて立つぜ、安心して寝られなくしてやるから覚悟しとけ(ってホントに言ったわけじゃないけど)とアルも本気モードに。と、その時、またもや意味の無い殺し合いが階下の酒場で起こった。フローラをめぐる男同士の痴話げんか、野郎がガン飛ばしやがって、って殺すこたあないだろうに。
デッドウッドに嵐が起こるのだろうか。
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by atsumi-6FU | 2007-11-17 22:45 | FOX CRIME系
2007年 11月 17日

ニック・フォーリン 堕ちた弁護士 S3#14

現在放送中の第3シーズンで終了のThe Guardian、結構地味な展開で私好みである。スザンヌに浮気して、禁止されているアルコールにも手を出し、ルルに出ていかれ、どん底状態のニック。
前々回。ブルーミスティックという幻覚剤に手を出した結果の夢ばなし。夢の中でニックはリハビリ施設へ出向き、アンという名前のカウンセラーと出会う。彼女はニックの母親そっくり。ガンにかかり、息子を別居中の夫に託そうとしていた。母親にきちんとさようならを言えなかったニックは、息子とちゃんと話した方がいいと言うのだが、「まだ子供だから無理よ」とアンは聞く耳を持たず、そのまま息子を送り出してしまう。ニックはもっと母と話したかった、最後までいっしょにいたかった、でも母は黙って行ってしまったのだ。「行かないで」と号泣するニックをアルビンが見つけ、病院へ。幻覚から覚めたニックは、本当にリハビリ施設へ向った、父といっしょに。
前回。リハビリの一環で、謝罪の手紙を書き、渡して回るニック。でも渡した結果もっと傷つけたり、読んでもらえなかったり。ニックは一生懸命なのだが、不器用なのは変わらない。それにリハビリの過程さえ終えればそれで万事終了、という態度がまだまだ甘い。一生涯かかっても終わらないかもしれないのにねえ。30日間プログラムの修了書を手にして誇らしげだが、それは終りではなく始まりなのだよーん。

そして今回。ニックとルルの間に産まれてくる子供がダウン症であることがほぼ確実とわかった。ニックは最初考え込むが、ダウン症の青年の信託財産の案件を担当することを自ら志願し、その彼マークと正面から向き合うことに。顔を合わせた当初は戸惑うが、マークの明るさとしっかりとした意志を自分の目で確認し、時間はかかるが大丈夫だと思えるようになる。ニックはドラマの最初から心の不安定さやぶっきらぼうなところを抱えたままだけど、人を否定しない、不思議な寛容さを持ち続けている。自分の回りの防護壁の作り方や自己の出し入れが下手なだけなんだよね多分。そしてニックはルルにはっきりと伝えた「父親になりたい」と。
ルルは当然迷いに迷う。中絶するときっぱり決められない、かといってダウン症の子供を育てることに自信も持てない。親友ケイトが開いてくれるという出産祝いのパーティも断ってしまう。
さてニックの同僚ジェイクは、社交クラブでケイトと出会う。彼は社会的な地位向上のためにそのクラブに入ろうとしていて、有力会員の娘ケイトと親しくなれば有利かなと思ったのだが、心底ケイトに惹かれてしまったようだ。
えええ?ジェイク、ゲイという設定ではなかったのか?つーかゲイの集まるクラブに出入りするジェイク発見!のシーン(S3の何話目か失念)で、えええ?何もそこまでしなくても、と思ったのだが、今回コレである。やや無理矢理かも。で、ケイトはこの先付き合いを進めるのであれば、HIV検査を受けてほしいと言う。ジェイクはもちろんいいよと了解するが、実際にはもし陽性だったらどうしようと不安山盛りいっぱいだったのだ(今まで検査受けてなかったのか、とやや呆れる)。勇気を出して検査に出掛けるジェイク、「ストレイカーさん?」結果が出た、果たして?!
ニックの頭の中はダウン症のことでいっぱいだが、他の案件もやらなくてはならない。寝たきり昏睡状態妻にかかりっきりの父親から性的虐待を受けていると嘘の通報をした長女。父親が母親のことで手一杯なので、家事や妹の世話は全て長女メーガンがやらなければならない。学校を休学したり、スキー旅行に行かせてもらえないメーガンの気持ちが、父親にはわからない。彼女だって父と母のことはわかっているし、自分がしっかりしなくちゃという自覚もある。でもまだ10代の子供なのだ。母親の代わりをさせられるのはもうたくさん!と思っても仕方がない。結局娘たちは祖父母のもとで暮らすことに。父親は、カウンセリングと父親講習に通って、できるだけ早く娘を取り戻したいと繰り返すが、正直昏睡状態の妻が死ぬまでそれは無理だろう。
マークの件は無事に決着がついた。彼のことを好きになったニックは、マークがシェイクスピアの劇のオーディションに参加するのを手伝う。ルルも同行して、2人はマークが堂々と舞台で台詞を披露する姿を見る。
事務所に戻った2人を待っていたのは、ケイトが持ってきてくれた出産祝いの数々。ルルは「返さないほうがいいわよね?」と言う。まだ100%の自信は持てない、ニックと生まれてくる子供と彼女の3人で幸せになれるかどうかはわからない。でも彼女は産む決心をしたのだろう。

父バートンがニックをさりげなく励ますシーンがよかった。孫が障害を持って生まれてくることがわかってショックを受けないはずがない、だがニックとルルならきっと乗り越えられる。ダウン症児の教育プログラムを即座に調べ、孫のためのお金を貯めていこうとストレートにニックに伝える。ニックは涙を浮かべて感激し、素直にありがとうと父の誠意を受け取る。
今までのニックは三歩進んで二歩下がるじゃなくて、三歩進んでも三歩(下手すると四歩)下がるだったけど、2.5歩にはなったでしょうか。
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by atsumi-6FU | 2007-11-17 16:11 | FOX CRIME系
2007年 11月 08日

Deadwoodの住人たち其の二 アル・スウェレンジン

Al Swearengen 1845-1904
アイオワ、Oskaloosa生まれ。デッドウッドで22年間『至宝酒場』(Gem Theater)と売春宿を経営。政治は大嫌い。
若くして故郷を離れデッドウッドへやってくる他の住民とは違って、アルは大人になるまで生地にとどまり、妻ネティ同伴で1876年デッドウッドへ到着。後年ネティはアルの暴力が原因で離婚、その後アルは2度結婚するがどちらも早期に破綻している。
アルの最後はのたれ死にっぽい。頭にひどい傷を負ってデンバーの道の真ん中に倒れていたそうな。生涯嫌われ者か。
写真は探したけどありませんでした、残念。ドラマでのアルはこんなお顔。
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演じるイアン・マックシェーンIan McShaneは1942年9月29日イングランド、ブラックバーン生まれ。父Harry McShaneはなんと、マンチェスターUnitedでプレーしていた!1951-52シーズンの先発メンバーとして記録されてます。まあまあ!ポジションはウィンガー。自分で調べといてへ〜〜〜〜〜です。
国立演劇アカデミーを出た後62年に映画デビュー。映画やテレビだけじゃなくて舞台歴も豊富。ジョー・オートンの「Loot」の初演に出たり、ジュディ・デンチやイアン・マッケランと共演したり。またまたへ〜〜〜〜。
うちにあるイアンの出演映画のDVDは2000年の「Sexy Beast」(Teddy Bass役)とロドリゴ・ガルシア監督の「Nine Lives」の2本。後者のイアンの出ているエピソードについてちょっと追記しますです。

ロドリゴ・ガルシアの「Nine Lives」は9つの短編からなるオムニバス映画で、その中の『サマンサ』の章にイアン・マックシェーンが登場します。
下半身と右腕に障害が出て車椅子生活の父(イアン)と母(シシー・スペイセク)は家庭内別居のような関係。サマンサ(Amanda Seyfried)は休学中で実家に戻っている。それほど広い家ではないのに両親の間の距離は遠く、それぞれが何かにつけてサマンサを呼びつける。クロスワードパズルの手伝いを求める父、愚痴を聞いてほしがる母、サマンサが自室に入るやいなや、どちらかの声がする。父は「俺のことを愛してるのか?」と執拗に確認したがり、母の言葉は終りがなく言いたいポイントが見えない。うわーっと口から出てきそうな本当の気持ちをサマンサはじっと我慢している。その彼女のさまが痛々しい、見ててつらい。
毎週アルを見てるからか、この父親の言葉や仕草が、なーにか危ないものをはらんでいるように見えてしょうがない。サマンサに何かしないでしょうね?!って他のドラマの見過ぎか。「母さんがいるから大丈夫だ、お前は学校に戻れ」って大丈夫じゃないだろうに。
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と、「Deadwood」とは関係ない話でした。とても面白い役者なのでこれからも注目したいと思います。
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by atsumi-6FU | 2007-11-08 22:08 | FOX CRIME系
2007年 11月 07日

デッドウッド S1#6

ワイルド・ビルを殺したジャックのあとを追うセス。山の上で1人の先住民の襲撃に遭い、壮絶な取っ組み合い。セスは怒りに任せて相手を撲殺、はたと正気にかえって自分の蛮行に呆然とするが、そのまま倒れてしまう。

デッドウッドでは天然痘禍が拡大のきざし。やばーい、火元はアルのライバルの酒場ベラ・ユニオン。病気を持ち込んだアンディを山に捨てても、天然痘は無くならない。主人のサイもさすがに悠長に構えてはいられなくなった。向いのアルの酒場でも患者発生、商売道具の娼婦にも感染。これ以上伏せておくことはデッドウッド全体の存亡に関わる、アルはサイと協力してこの事態に対処するため会合を召集。出席者はアル、サイ、ファーナム、ドクター、ソル、スミス牧師、新聞記者メリックなど。患者の隔離、ワクチンの入手、住民のパニック対策等を話し合う。今日のアルは大変前向き、建設的、感心するなあ(たまには)。現時点ではベラ・ユニオンが原因だということを伏せていて、サイは感謝するが、そりゃーあなたタダでそうしてるわけがない。今後の担保にするのでしょう!会合の前に果物を買ってこさせ(えええ生のフルーツ?!と驚いたが、缶詰だった、当たり前だ)皆に振る舞うアル、気が利いています。ちなみに桃と梨でした。

トリクシーはアルマを薬漬けにするために送り込まれたのだが、実際にはどうやら反対のことを行っているようだ。アルマはアヘンの禁断症状と戦っていて、トリクシーはその手伝いをしている?!そんなことでは鉱区が手に入らないのでアルはファーナムに見張らせるが、彼よりもトリクシーの方が断然策略家。ぼけなすファーナムの目を欺くなんてお茶の子さいさいであーる。実際のところ、彼女の目的はどこにあるのだろう?

ワイルドビルの死のショックから立ち直れないカラミティ・ジェーン。酔っぱらい状態で町に戻ってきた。彼女は天然痘に苦しむアンディの隣でくだを巻いていたのに、全く発病していない。「免疫をもっているのかもしれない」とドクターは彼女に診察を手伝ってくれるよう頼む。立ち直るためにも、進まなくてはならないジェーンだが、まだその決心がつかない。
家族惨殺事件の生き残りの少女はすっかり元気になった。白いレースいっぱいの天使のようなドレスを着た少女を見て、ジェーンは正気に戻った。ドクターの手伝いをするために、天然痘患者の介護テントへ向う。

倒れているセスをチャーリーが発見。気がついたセスはチャーリーにビルの死を告げる。犯人のあとを追う前に、セスは先住民の死体をきちんと埋葬したいと言う。チャーリーは時間がもったいない、先住民のテリトリーを侵すのは危険だとセスを止めようとするが、セスは自分の行いに責任を持ちたいのだ。山の上まで運び、先住民の儀礼にのっとって死体を弔う。それは同時に、セスの内側の死んだ部分をも弔う儀式だったのかもしれない。

スミス牧師は二度目のてんかん発作。極度の緊張状態からくるもののようだ。
セスとソルはデッドウッドに来てからそれほど時間がたってないのに、もうすっかり中心的な存在になっている。会合でのソルの堂々とした態度は目を見張るものがあった。アルも気に入らないなりに彼等の存在を認めているわけだし。
とりあえず今は天然痘がこれ以上広まらないよう祈るばかり、デッドウッドを潰させてたまるか!
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by atsumi-6FU | 2007-11-07 23:41 | FOX CRIME系
2007年 11月 05日

Deadwoodの住人たち其の一 セス・ブロック

Seth Bullock 1849-1919 。カナダ、オンタリオ出身。
幼少期の記録は欠落している模様。16才の時、姉ジェシーといっしょにモンタナへ家出。18才で実家と訣別。軍人だった父のせいで家庭内の規律は厳しく、セスのモラルや正義感の根っこもそこらへんにありそう。
1867年、モンタナのヘレナの住人になる。72年にはイエローストーン国立公園の整備にも参加。翌73年モンタナのルイス&クラーク軍の保安官に選ばれる。24才。
保安官の仕事のかたわら、友人ソル・スターと金物屋を開店。76年8月、ゴールドラッシュに沸くデットウッドへ行くことを決意。

Wikipediaから拾ってみたけど、ドラマのセスの印象とほぼ同じ感じがする。厳しい父に育てられ、反発して家を出たけれど、歪んだことは嫌いで、真っすぐに物事を見て判断する。意志の力を感じさせる瞳がいつも印象的なドラマのセス。
後年の記事を読むと、セオドア・ルーズベルトといっしょの写真があったり、ソルとの事業も次々と拡大させ成功を収めている。最後までやり手だったようだ。
実在のセスはこんな顔。
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ドラマだともうちょっと男前です。
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さてそのセス役のTimothy Olyphantさんですが。
ハワイ生まれのカリフォルニア育ち、南カリフォルニア大卒。Deadwood以前のお仕事は〜、
「スクリーム2」端役ですかね、「Sex and the city」98年に1回出演(見てません)、「Go」これも見てない、「ドリームキャッチャー」見たけどセスいたっけ?ダミアン・ルイスが悲惨だったことしか覚えてない…、「The Girl Next Door」見てない。「24」のジャック娘が出たやつだな。「マイ・ネーム・イズ・アール」に1回出演、そしてやっと「Deadwood」。1番最近見たのは「ダイ・ハード4.0」のサイバー・テロリスト、ゲイブリエル。サイバーテロリストってイマイチ強そうに見えない、とか文句言ってました私。やっぱりセスが1番ですよ、うん。
ちょっと簡単にまとめてみました。次はアル・スウェレンジン、の予定。
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by atsumi-6FU | 2007-11-05 21:33 | FOX CRIME系
2007年 10月 29日

デッドウッド S1#5

セスがつらい。
ワイルド・ビルが殺されてしまった。意義ある死ならともかく、ただの酔っぱらった与太者に撃たれて死んでしまった。あっけなく目の前から消えてしまったビル。はかりしれない喪失感、絶望感、そして怒り。
町の人々はビルに一応の弔意を示してはいるが、どこか高揚した気分でもいる。自分たちはとんでもないものを見たんだぞ、と誰かに威張りたいような感じ。そんな雰囲気にもセスはいらだちをおぼえる。
犯人のジャックは無罪放免になってしまった。法律にしばられないデッドウッドでは、復讐のための殺人ならば致し方ないことと、慣習的に判断される。ジャックは弁護人の入れ知恵により、「兄の仇だ」と嘘の主張をし、それが認められた。笑止千万、なんてことだ。ジャックはアルに「このまま町にいると殺されるぞ」と脅され(まあそれが事実だろう)、さっさと逃げることに。その姿をセスは勿論見ていた。
葬儀の最中も終わった後も、セスの心は全く落ち着かない。大揺れに揺れている。好んでやってきたデッドウッド、無法だがエネルギーに満ちたこの町で一旗あげるのだと張り切っていたし、ビルという稀なる人物と友情を結ぶことができた。なのに。
牧師の説教、皆で唄う讃美歌、全てが彼の心をよりいらだたせる。今にも爆発しそうなセスを見ていて涙が出そうになった。その彼をそばで見つめる一番の理解者ソルは、複雑な思いだっただろう。セスが次に選んだ道をソルは受け止めるしかなかった。素早く荷造りを手伝い、セスが馬を走らせるのを見送るソル。
さてアルはしてやったり。頼んでもいないのに、馬鹿者がワイルド・ビルを葬ってくれた。目の上のたんこぶが一つ減った。次はアルマだ。アルマはアヘンを止めようと努力を始めていた、そいつはまずい。薬漬け状態に戻して、俺の思うように操れるようにしなくてはと、娼婦トリクシーを送り込んだ。トリクシーは即座にアルマに取り入ることに成功、お茶に混ぜた茶色の粉はいったい何か。
スミス牧師がおかしい。取り憑かれたように話し続ける、何か切羽詰まったような話しぶり。顔色も悪い。そしてビルの葬儀の後、住まいのテントの中で発作を起こし倒れてしまった。誰もそれに気付かない、大丈夫だろうか。

セスとソルがなぜいっしょにいるのかはまだ語られていないがとても興味深い。どこか深いところで結びついているように見える(ってビーチャー&ケラー的な関係ではございません)。セス役のTimothy Olyphantがとても印象的だ。怒りと悲しみが全身から伝わってくる、涙がこぼれそうな目にも惹き付けられる。覚悟を決めて馬で駆け出すラストの彼も素晴らしい。あああ来週はどうなるのだ〜?!
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by atsumi-6FU | 2007-10-29 22:49 | FOX CRIME系
2007年 10月 22日

デッドウッド S1#4

ワイルド・ビルは相変わらず酒とポーカーの日々。勝っても虚ろなまなざし、ため息、そして酒。そんな彼の顔に生気が戻るのは、セスと話す時だけか。セスは誠実で勤勉、正直。男気もある。「俺の昔のあだ名は『凧』だよ」と笑って別れた後、再びビルの顔は曇る。ビルを励ましてきたチャーリーもこれ以上できることはないと悟り、シャイアンへ出発することに。ビルは1人になった。
ギャレットが無惨な死体となって戻ってきた。額には深い切り傷、アルマは大きなショックを受ける。殺されたのではないか、と疑いコクラン医師に視てもらうが、コクランは「NYへ戻りなさい」と促すばかり。
すかさずアルは手下兼詐欺売買の一員だった宿屋の主人ファーナムを送り、「12000で買い戻しますけど、どうでしょう?」とアルマにもちかけさせる。あまりの速さにぴんときたアルマは、ワイルド・ビルに相談、セスに協力してもらって鉱脈を詳細に調査することになった。もちろんアルはかんかん、でも余りにも分かりやす過ぎるから疑われてもしょうがないじゃーん。アルマは馬鹿ではないのであーる。
ギャレット殺害の目撃者エルズワース登場。ダンを脅して帰る。ダンは娼婦トリクシーに身の振り方を相談するが、殺すのもダメ逃がすのもダメ。アルに知られないように、うまく立ち回らなくてはならない。
ライバル酒場ベラユニオンはにぎわっている、アルマは鉱区を売ってくれない、ワイルド・ビルは目障りだ、アルは頭から湯気をたてて沸騰中。「トリクシー!酒持って上がってこい!」こんな時は女としけこむに限る。たまには成り行きに任せてみたらどうですか、とファーナム。
ファーナムの適当な言葉は意外に本当だった。ベラユニオンではシリアスな問題発生、酒場の存続に関わるかも?そしてワイルド・ビルをこの世に繋ぐ糸が切れた。

ビルは死ぬためにデッドウッドに来たのか。常に遠くを見るような目だった。自分のしてきたことに絶望し、もう夢なんて持てない、何も考えたくない。チャーリーにも薄々分かっていただろうに、でもどうすることもできなかった。
セスは唯一の信頼できる友を失ってしまった。響き合う何かを感じていた相手をあっけなく失ってしまったショックが怒りに代わり、そして彼を今後正義へと突き動かしていくのだろうか。
雑貨店は完成間近、このタイミングでのビルの死の影響は大きい。
次回、にんまりほくそ笑むアルの顔を見ることになるんだろうな多分、ああ悔しい!
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by atsumi-6FU | 2007-10-22 11:33 | FOX CRIME系
2007年 10月 20日

泳ぐ人。

堕ちた弁護士ニック・フォーリン S3#10 Swimming
誰もいないプールで泳ぐニック。泳いでいる間だけは何も考えずにいられる。
父バートンの心臓の状態がよくない、でも父は手術を先延ばしにしようとしている。とても心配だ。
家族を持つことに憧れているし、ルルと生まれてくる子供と自分の3人で新しい家庭を築く決心をしたはずなのに、迷っている。ルルと新しい家の物件を見に行っても、『自分の家』として見られない。
ルルを愛しているはずなのに、奔放なソーシャル・ワーカー、スザンヌに惹かれる。自分は本当にルルを愛していけるのだろうか。
母親に会いたい一心で施設を脱走したり、暴行をはたらいてしまうクリス少年。彼は必死で母親に愛してもらおうとしている、人と触れ合いたいと切望している。結局少年院へ送られることになるクリス、ニックは何も出来なかった。
手術を決意した父の代わりに、大事な顧客の合併交渉をまとめようとするが失敗。父の代わりにはなれないことを痛感する。自分はまだ一人前ではないのだ。
バートンの手術が失敗したら、私はどうなるの?とシャノンが尋ねる。「住むところは探すから」と即答してしまうニック。「僕たちといっしょに暮らそう」という言葉はニックの頭にはない。
父の手術は成功した。ほっとするひととき、だがすぐ悩ましい現実が戻ってくる。
いくら泳いでも迷いは消えない。何からも逃げることはできない。ニックは本当はどうしたいのか、どの道を行きたいのか。

こういう心象スケッチ風のエピソード、私は好きだ。ニックは自分で自分を追い込んでいる、無理矢理にでもそうすれば、事態が好転するかも、と思っているような。
行く先々で目に入ってくるのは家族写真。特に、新居物件にあった写真から目を離すことができない。その写真にはにこやかにカメラの方を見つめる家族と、1人だけ横を向いた少年が写っていた。その少年に自分を重ねて見ているニック。
本当は何もかも放り出して、ただ父のそばにいたいだけではないのか。ニックの中で確かなのは、父への思慕だけに見える。彼の心はまだ少年のままなのだ。
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by atsumi-6FU | 2007-10-20 21:08 | FOX CRIME系