2007年 11月 12日
NYのラジオ局で、右派の若手論客として活躍するキティ(Calista Flockhart)がテレビ出演の依頼を受けLAに帰郷。実家に戻れば、この2年一言も口をきいたことのない母親(サリー・フィールド)との対決が待っている。 姉のサラ(レイチェル・グリフィス)は優しい夫と子供2人に囲まれ、父の事業の手伝いをしている。表向きは順調だが、実際にはセックスレスが続いているし、父の会社に何か不穏な風が吹いているような気がして不安。 トミーも父の会社勤務、家族の中では今のところ悩み無しの部類? ケヴィンは弁護士。ハンサムで優しい風貌だが、彼氏無し。 キティに影響されて志願兵となりアフガニスタンへ行った弟ジャスティンは、心を病んだままで、定職につけずにいる。 叔父のソール(ロン・リフキン)は会社の財務担当だが、隠し口座を持っていることが判明。サラとトミーが何がどうなっているのか尋ねても、彼等を子供扱いして説明しようともしない。 父(トム・スケリット)にも何か影の部分が見え隠れする。家にかかってくる謎の電話、会社で彼に詰め寄る女性。ソールの口座のことも、実は知っているような気配が。 キティのフィアンセ、ジョナサンはキティのことを愛しているが、付き従ってくれる女性がタイプのようで、今度のキティのLAでの仕事については、彼女が選ぶなんて全く思っていない。選択肢は無い、僕と結婚してNYで暮らすことに決まってるのだ。(なーんて設定にしたら別れるに決まってるよなぁ〜) キティへの新しい仕事の内容はなかなか魅力的なものだった。左派の若手ウォーレン(カイト@コールドケース)と一対一で意見を交わすもの。顔を全国にさらして持論を展開すればその分リスクもついてくるが、得るものもある。かなり乗り気になるキティ。 今回のLAの帰郷にはキティの誕生日パーティというイベントも付いている。母と激しくやりあった後のパーティは、明るく楽しくにぎやかなウォーカー家のいつもの姿。 が、その最中に、心臓発作を起こした父はプールへ転落してしまうのだった。 アメリカの映画やドラマはリユニオンの風景を描くのがうまいと思う。今回のリユニオンは傑出したものがあるわけではないが、まずまずの水準かと。 しかしキティのキャラ造型がどうも…。キティが「どうして私のことを愛してくれないの」と母親にぶつけるシーン、それは違うでしょー。そりゃ、実の母親から本当に愛されなかったら痛切につらい。でもキティの場合は愛されてないのではなくて『自分の願う形で愛されてない』と彼女が感じているだけだと思う。お父さんは考え方が違っても愛してくれる、って台詞の後だったから余計理解がないなーと思いました。男親と娘の関係は別物よ絶対。 右派の論客という設定が今後どのくらい活きてくるのかは見てみたいけど(全然関係なかったらがっかりするが)、母親と不毛なケンカをするのは見たくない。親だって完璧じゃないんだから、お互い妥協は必要ですよ。というのはおばさん的発想かもね。 とりあえず当分見てみます。 余談:キティの鞄がゴヤールだったことに、ああやっぱりなるほどなあと意味もなく感心。
by atsumi-6FU
| 2007-11-12 15:34
| AXN系
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