備忘録

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2007年 11月 30日

引越します。

幾人かの方には既にお知らせしましたが、ブログの引越をすることにしました。特別な理由があるわけじゃないし、引越先で進化を遂げてるわけでも何でもない、ホントに単なる引越。同じようなことをやってますので、気が向いたら見てやってください。

備忘録其の二

エキブロに比べるとやたら機能が多いのにびっくり。でも使いこなせない…パソコンといっしょだ。
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# by atsumi-6FU | 2007-11-30 07:59 | 日々のつれづれ
2007年 11月 28日

デッドウッド S1#9

デッドウッドに様々な変化がおとずれる。町の在り方、商売、人間模様。気がつくと溝が出来ていたり、足元の底が抜けていたり。振り向くと、今までパートナーだと思っていた人間がそうではなく、別の人間の言葉が心に深く刺さる。町全体がシャッフルされて何かが変わる?何も変わらない?

トリクシーとアルの間の距離が縮まり、自然に見えるのは気のせいか。仕事や街の根幹に関わる話をトリクシーに聞かせるアル。以前は高圧的な態度でトリクシーを虐めたり、単なる道具扱いをしていたのに。トリクシーが商売上だけではなく、自分自身のためにも大事な存在であることがわかってきたのかもしれない。「自殺なんて二度とするな」といたわりの言葉すらかける。

チャーリーはアッター郵便・運送店を開業。ビルのことは少しずつ吹っ切れているようだが、まだ落ち着かない。上着を新調するも、似合わないような気がしてならない。会う人会う人に、おかしくないかと繰り返し尋ねる。デッドウッドに根を降ろす決心はついたはずなのに、ここでいいのか、本当にこの道を進めばいいのか、迷いは消えない。だが進むしかない。そしてジェーンは町を出て行った。

1868年のフォート・ララミー条約によりデッドウッドは入植禁止とされたので、アルたちの土地所有は実は違法。先住民との条約の締結後この地は準州に組み入れられることが確実で、その後も自分たちの権利を守るためには嘘でもいいから行政機関を立ち上げなくてはならない。で、会議招集!町長はファーナム、マジですか?「俺は町長がいいな」ってまるでクラス委員か級長に立候補するみたいな彼に、一同しーん、異議を唱える気にもならない。
あとは議員にワイロを幾ばくか渡せば、なんとかデッドウッドは維持できるだろう。

ソルはトリクシーが好きだ。店に遊びに来て、とトリクシーを誘う。まんざらでもない表情のトリクシー、彼女の本当の気持ちはどこにあるのだろう?
牧師の病状はひどくなる一方。ありもしない腐乱臭に悩まされる、視点が定まらない、腕に発作が起きる。ドクターは脳の傷か何かが原因ではないかと言うが、牧師は大丈夫だととりあわない。今の症状は、神が与えたもうた試練なのだ、神への愛が今試されている、と。このままでは気が狂ってしまうような気がする。

サイが兄妹をむごたらしく殺した・殺させた結果、ジョアニーはベラ・ユニオンを出て独立すると言い、良きパートナーだったエディはサイの人間性に疑いを持ち始めた。同じくらい残酷なことを行ってもアルの部下たちは彼の元を離れない。アルは周囲の人たちの自分への信頼を台無しにするようなことはしない。サイはかなり衝動的なんだよね、アンディを山に捨てちゃうし…。

アルマとセスが、お互いに惹かれ合っているのは一目瞭然。鉱区のことを緩衝材にして、なんとか距離を置いている。これ以上近付いたらただの信頼関係では済まない。
でもセスは言ってしまう。彼の妻と息子は、元は兄の妻と息子で、兄の死後引き取ったのだと。だから?アルマは必死で心を鎮め、ランプの火を吹き消す。
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# by atsumi-6FU | 2007-11-28 07:45 | FOX CRIME系
2007年 11月 26日

君の涙ドナウに流れ

1956年ハンガリー動乱。ヴィキは革命に心血を注ぐ女子学生。両親を秘密警察に殺されている。カルチは水球のスター選手、間もなく始まるメルボルン五輪で金メダルを取ることが目標。国代表であることは『名誉とある程度の自由と金』を意味するが、言動の全てが監視対象になっている。フルシチョフくたばれ、と言っただけで家族の安全が脅かされかねない。
大学の学生集会でカルチはヴィキと出会う。最初はただのナンパだったが、ヴィキを追いかけるうちに自分を取り巻く世界の本当の姿を知り、水球を捨てヴィキと共に立ち上がることを選ぶカルチ。
市街戦の後、一端はハンガリー市民が勝利したように見えたが、現実は苛酷だ。小国ハンガリーがソ連に刃向うことの意味を彼等は知っていたのだろうか。

ちょっとハリウッド映画ぽい作りになっていて、歴史ドラマというよりはメロドラマ。複数の脚本家の中に『ジョー・エスターハス』の名前があって驚いた。「氷の微笑」「ショーガール」ですよね、エスターハスといえば。ハンガリー生まれで、6才でアメリカへ移住。なるほど。
彼が過去に書いた「ミュージック・ボックス」(秘密警察としてナチスに協力し、同胞を虐待・殺害していたという過去を自分の父が持つことを知り苦悩する女性のおはなし。コスタ・ガブラス監督の力作。大好きな映画の一つだ)の方が歴史色が強く、今回の「君の涙」は青春ドラマぽい。悪いとは言わないけど、やや物足りないかな。
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# by atsumi-6FU | 2007-11-26 21:39 | movies
2007年 11月 26日

フィギュア・スケート、グランプリ・シリーズ。

時間がないので今季は(も?)アイスダンスに集中!男女のシングルはパス、日本人選手の皆さん頑張ってください。
今季の注目ペアはカナダのTessa Virtue& Scot Moir組とフランスのPechalat& Bourzat組。テッサたちの今年のフリーダンスは「シェルブールの雨傘」ううう今年も泣かせてくれます。この子たちは若さを十分活かして、自分たちに合った物語を実にうまく紡いでくれる。スケーティングもスピード感とキレが更に増して、次期オリンピックでは金メダル候補だ絶対。アクロバティックなリフトだけど、優美。それにしてもアイスダンスのリフトはどんどん複雑怪奇になっていくね。トリノ五輪金メダル「カルメン」のナフカたちのリフトより、テッサたちの方が5割増複雑に見える。ああでないとレベルが取れないのか、大変だなあ。
ペシャラたちは去年も今年もとてもユニーク。いわばコンテンポラリーダンス。クラシカルで物語性の強いプログラムが並ぶ中、構築的なモダンダンスを日和見ることなく続けている。今踊りたいダンスをたまたま氷上でやっているだけって感じがして、実にクール。
某朝チャンネルは実況も解説も五月蝿いだけなので、副音声で見るに限る。副音声を用意してくれてるだけ良心的だ、偉いぞ某朝。
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# by atsumi-6FU | 2007-11-26 21:18 | sports
2007年 11月 19日

デッドウッド S1#8

ぼけなすファーナムが妙に張り切っている、アルマとセスを殺してやる−!アルの顔には「何張り切ってんだ?こいつバカか?」な表情が。
シャイアンから天然痘のワクチンが到着。同時に、先住民が居留地へ送還されることに決まったというニュースも到着。事態が変わりつつある今迂闊な行動はとれない。衝動的に人を殺すなんてもってのほか。
セス・ブロックは悪に染まらない、弱い側の人間を守ろうとする。裏の世界で好きに動くためには、表の顔をたてなくてはならない。結局はアルたちにとってセスは必要なのだ。ったく都合いいねーでもそんなに都合よく、将棋の駒を動かすみたいに、人が動くかね?

フローラは、ショックを受けたふりをしてジョアニーの部屋を訪れる。ジョアニーは「守ってやらなくては」と彼女に寄り添い一晩いっしょに眠る。なんてかわいそうなフローラ、なわけはなくて、彼女はジョアニーの持ち物の下見と、この先どういうプランでいくかを見極めにきただけ。プランは決まった、ジョアニーはフローラを特別な目で見ていたからそれを利用してやろう、あのダイクを利用してやる。dikeという言い方、響きからしていやーな感じがする。フローラ、吸血鬼みたいな雰囲気だわー。

昨日は残ると言ったのに今日はNYへ帰ると言い出すアルマ。セスは軽くショックを受ける。とりあえず鉱区の調査は急いで行うことに。エルズワースとダンとセスの3人で鉱区へ出掛け、ダンたちは金脈を避けて案内したつもりだったが、セスは金が出ることを確認した。ここは絶対に売ってはならない。

トリクシーが見つからず荒れるアル。くそーと悪態つきながら、血で汚れた床をごしごし拭き掃除、なんかかわいいぞアル。ったくどいつもこいつもと、愚痴おばさんみたい。
ドクターが家へ戻ると、床にはトリクシーが倒れていた。腕には注射の痕、床に転がるアヘンの瓶。彼女は自殺を図ったのだった。息はある、なんとか救うことはできそうだ。

鉱区はやっぱり手に入らない。セスはどんどん対等になってくる、彼の存在が必要だとはわかっていても、めちゃめちゃ気に入らないホントは殺してやりたい。あーいらいらするートリクシーはどこだー(怒)なんか今日はホントにおばさんみたいだよアル・スウェレンジン。

さて兄妹、決行の時です。ジョアニーは何とかしてフローラを止めようとするが、無理。きっと彼女たちはずっとこうやって生きてきたのだろう、町から町へと渡り歩き、盗みを繰り返し、邪魔する者は殺すことも厭わない。失敗は一度も無し。でもとうとう運が尽きた。相手が悪かったのだ、サイの目を誤摩化すことはできない。
そして2人は処刑された。サイは兄を撃つと、ジョアニーに妹を撃たせた。ジョアニーのショックは大きい、「殺すか追い出すかしてちょうだい。そうでないとあなたを殺してしまう」。

トリクシーがアルのもとへ帰ってきた。彼女が選んだのは結局アルだったのだ。その姿を見つめるドクターとアルマ。驚きと無力感と「ああ、やっぱり」。
迎えるアルは、ただ黙ってトリクシーを見つめる。責めもせず、殴りもせず。
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# by atsumi-6FU | 2007-11-19 23:04 | FOX CRIME系
2007年 11月 18日

Spiral オモシロイ〜!

ミスチャンで始まった「Spiral」(原題Engranages)、滅法面白い!Ayanoさんの記事のおかげで見逃さずに済みました!ありがとう!
複数のラインがからみあって、どの要素がどれとどう絡んでくるのか、一秒たりとも目を離せない。
表の顔は院生裏は娼婦?の留学生殺人事件。政財界の大物の名前が顧客リストに連なっている模様。担当検事ピエールの友人もその1人だった。彼が電話をしたその夜、彼女は殺された。
娘が教師に虐待されていると幼稚園教諭を訴える父母。ピエールの担当する事件は大きなものから小さなものまで。でも彼は手を抜かず、親と教師双方に対して公平であろうと尽力。結局は親の嘘だったが、教師は精神に異常をきたしてしまう。責任を感じるピエール。
殺人事件を担当する刑事たちは優秀。特に女性警部ローラはできる。が、部下には多少でこぼこがあり、タレこみ屋に押し付けられたコカインをつい試してしまう刑事もいる。殺された留学生の部屋を荒らして逃げる人物を見逃すというポカをやらかし、当然冷遇。さらにへこんでコカイン。
ある事件の裁判でピエールと対決して勝訴した女性弁護士。その腕を見込まれて「うちの事務所にこない?」と誘われる。労働法専門の事務所が刑法専門の彼女を誘う理由は何か?奥まった部屋に1人こもっている男性が彼女を必要としている?
脈絡のないように見える要素が、このさきどんな風に繋がっていくのか、興味は尽きない。とにかく面白い、映像の作りも暗めで美しい。次回が楽しみです。
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# by atsumi-6FU | 2007-11-18 20:10 | ドラマ
2007年 11月 18日

ヴィーナス Venus

体は思うように動かない、気力もわいてこない、来る仕事は死体の役ばかり。前立腺にしこりがあるといいながら「それが原因で死ぬことは少ないですから」と微笑む医師。それ以外で死ぬ確率も同じくらいだからほっといても大したことにはならんってことか、と自嘲気味に口に出してみる。俳優仲間と毎日カフェでぐだぐだおしゃべり、話題は昔ばなしか病気の話。今日は誰が死んだ、彼が死んだ、死亡記事が何行だったか俺が死んだら何行書いてもらえるか?数行か?手持ち札の交換のように薬の交換、青は眠れるぞ、これを飲んだら重機械の運転は避けろとさ、問題無しだ。
親友イアンのもとに姪の娘がやってくる。イアンは若いきれいなお姉ちゃんに世話してもらえるとバラ色の毎日を期待していたが、反対に地獄の日々到来。田舎では仕事がなく、ふらふらと夢ばかり見てるような子は勝手にしろと追い出されたも同然のジェシーに、『白衣の天使』を期待するのが無理というもの。
が、モーリスはジェシーの若さに惹き付けられる。下品な化粧にファーストフードのだらだら食べ、『modelになりたい』が『yodelをやりたい』に聞こえてしまうような発音でも、彼女は若くて美しい。手足の張りも、胸もお尻も、髪の香りも。触れたい、匂いをかぎたい。

人生の最終コーナーを回っても、モーリスは恋がしたいし、快楽を得たい。そうじゃないと自分が自分でなくなってしまう。たとえ体が言うことをきかなくても、彼女を抱きたい。
お金がないのにブティックへ出掛け、美しいドレスを試着して大喜びのジェシーに感激する。でもお金が無いからレジで赤っ恥、ジェシー激怒。そうなることは最初からわかっているのに、彼女の美しい姿を見たいんだ、モーリス。後で恥をかくことはどうでもよくて、とにかく一瞬でも感激したい。相手を傷つけてもいいから。わがままといえばわがまま、でもそれが彼という人間だからどうしようもない。

コリーヌ・ベイリー・レイ Corinne Bailey Raeの歌が非常によい、はまり過ぎかもしれない。ちょっとずるいくらい。脚本のハニフ・クレイシは赤裸々で面白い、上手いなやっぱり。 モーリスのピーター・オトゥール、イアンのレスリー・フィリップス、モーリスの元妻ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジェシーのジョディ・ウィテカー、皆さん大変素敵で切ない。ジョディ・ウィテカー、今回ははすっぱなお姉ちゃんだったけど、鼻筋が通って古典的な顔立ちをしているので、歴史物も似合いそう。
そしてピーター・オトゥール。枯れてもゴージャスだ。オスカーは彼にあげるべきだった。功労賞や名誉賞的な意味ではなく、自然体で見事な彼を讃えてほしかったなぁ。オスカーはなりきり演技が好きだからしょうがないけど、残念。
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# by atsumi-6FU | 2007-11-18 09:59 | movies
2007年 11月 17日

デッドウッド S1#7

セスとチャーリーは、ワイルド・ビルを殺したのに無罪放免となったジャックを発見する。復讐するのではなく、ヤンクトンへ連れていき法の裁きを受けさせることにする。それが正しい道だから。

アルの酒場を若い兄妹が訪ねてくる。父親がデッドウッドへ行くといったきり戻って来ない、見かけたことはないかと。もちろん誰も知らないが、とりあえず兄マイルズはアルの酒場で働くことが決まり、妹フローラは向いのサイの酒場に就職。アルの手下ダンはフローラが気に入ったようだ。実はこの兄妹、たくらみがあってデッドウッドへやってきたのだった。アルもサイもそう簡単には騙されないと思うが用心用心。

天然痘患者の看病は続いていた。サイによって山に捨てられ、ジェーンに助けられたアンディは体中に痕が残ったもののなんとか回復。その足でサイの酒場へ荷物を取りに行く。サイたちは彼の回復を大げさに喜ぶが、気まずさは隠せない。そりゃ病気だからって山に捨ててはねぇ、恨むな怒るなといっても無理な話です。アンディはこれからどう動くのだろう?

アルマはアヘン中毒から解放され、すっかり元気になった。夫ギャレットの埋葬を行う。その場で再度鉱区の買い取りをファーナムが申し出るが、アルマは聞きたくないと拒絶。そこへセス到着。2人は今後のことを話し合う。今までとは違って毅然としたアルマと、吹っ切れたようなセス。2人とも修羅場を一つくぐり抜けたのだ。信頼と共感が強まったような感じがする。
ソルはトリクシーのことが気に入っている。彼女は透明感が増して美しくなった、「帳簿をつけないか」とソルは持ちかける。
アルマが薬をやめたことは当然アルにも伝わり、トリクシーが呼ばれる。この嘘つきめとアルはトリクシーを虐めるが、彼女も以前の彼女ではなく、堂々と自分の主張をする。「クスリ漬けにしたって鉱区は奪えない。あの子供の世話をする人も必要だ」。

チャーリーはワイルドビルの殺された酒場へ出掛け、彼の最期を確認する。背後から近付く敵に気がつかないなんておかしい。なぜ彼はそんな簡単に殺されたのか。チャーリーは理解したくないが、多分理解したんだと思う。
ジェーンがワイルドビルの墓に向って今日の報告をしていた。そこへチャーリーも加わり、墓石に話しかける。が、耐えられなくなったチャーリーは言葉に詰まってしまう。つらすぎるのだ。

セスは一連の出来事を通して『正義』がこの町に必要だと強く思うようになった。そしてアルと-アルが支配する世界と-本気で対決することを決意し、アルに向って宣戦布告。そっちが本気ならこっちも受けて立つぜ、安心して寝られなくしてやるから覚悟しとけ(ってホントに言ったわけじゃないけど)とアルも本気モードに。と、その時、またもや意味の無い殺し合いが階下の酒場で起こった。フローラをめぐる男同士の痴話げんか、野郎がガン飛ばしやがって、って殺すこたあないだろうに。
デッドウッドに嵐が起こるのだろうか。
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# by atsumi-6FU | 2007-11-17 22:45 | FOX CRIME系
2007年 11月 17日

ニック・フォーリン 堕ちた弁護士 S3#14

現在放送中の第3シーズンで終了のThe Guardian、結構地味な展開で私好みである。スザンヌに浮気して、禁止されているアルコールにも手を出し、ルルに出ていかれ、どん底状態のニック。
前々回。ブルーミスティックという幻覚剤に手を出した結果の夢ばなし。夢の中でニックはリハビリ施設へ出向き、アンという名前のカウンセラーと出会う。彼女はニックの母親そっくり。ガンにかかり、息子を別居中の夫に託そうとしていた。母親にきちんとさようならを言えなかったニックは、息子とちゃんと話した方がいいと言うのだが、「まだ子供だから無理よ」とアンは聞く耳を持たず、そのまま息子を送り出してしまう。ニックはもっと母と話したかった、最後までいっしょにいたかった、でも母は黙って行ってしまったのだ。「行かないで」と号泣するニックをアルビンが見つけ、病院へ。幻覚から覚めたニックは、本当にリハビリ施設へ向った、父といっしょに。
前回。リハビリの一環で、謝罪の手紙を書き、渡して回るニック。でも渡した結果もっと傷つけたり、読んでもらえなかったり。ニックは一生懸命なのだが、不器用なのは変わらない。それにリハビリの過程さえ終えればそれで万事終了、という態度がまだまだ甘い。一生涯かかっても終わらないかもしれないのにねえ。30日間プログラムの修了書を手にして誇らしげだが、それは終りではなく始まりなのだよーん。

そして今回。ニックとルルの間に産まれてくる子供がダウン症であることがほぼ確実とわかった。ニックは最初考え込むが、ダウン症の青年の信託財産の案件を担当することを自ら志願し、その彼マークと正面から向き合うことに。顔を合わせた当初は戸惑うが、マークの明るさとしっかりとした意志を自分の目で確認し、時間はかかるが大丈夫だと思えるようになる。ニックはドラマの最初から心の不安定さやぶっきらぼうなところを抱えたままだけど、人を否定しない、不思議な寛容さを持ち続けている。自分の回りの防護壁の作り方や自己の出し入れが下手なだけなんだよね多分。そしてニックはルルにはっきりと伝えた「父親になりたい」と。
ルルは当然迷いに迷う。中絶するときっぱり決められない、かといってダウン症の子供を育てることに自信も持てない。親友ケイトが開いてくれるという出産祝いのパーティも断ってしまう。
さてニックの同僚ジェイクは、社交クラブでケイトと出会う。彼は社会的な地位向上のためにそのクラブに入ろうとしていて、有力会員の娘ケイトと親しくなれば有利かなと思ったのだが、心底ケイトに惹かれてしまったようだ。
えええ?ジェイク、ゲイという設定ではなかったのか?つーかゲイの集まるクラブに出入りするジェイク発見!のシーン(S3の何話目か失念)で、えええ?何もそこまでしなくても、と思ったのだが、今回コレである。やや無理矢理かも。で、ケイトはこの先付き合いを進めるのであれば、HIV検査を受けてほしいと言う。ジェイクはもちろんいいよと了解するが、実際にはもし陽性だったらどうしようと不安山盛りいっぱいだったのだ(今まで検査受けてなかったのか、とやや呆れる)。勇気を出して検査に出掛けるジェイク、「ストレイカーさん?」結果が出た、果たして?!
ニックの頭の中はダウン症のことでいっぱいだが、他の案件もやらなくてはならない。寝たきり昏睡状態妻にかかりっきりの父親から性的虐待を受けていると嘘の通報をした長女。父親が母親のことで手一杯なので、家事や妹の世話は全て長女メーガンがやらなければならない。学校を休学したり、スキー旅行に行かせてもらえないメーガンの気持ちが、父親にはわからない。彼女だって父と母のことはわかっているし、自分がしっかりしなくちゃという自覚もある。でもまだ10代の子供なのだ。母親の代わりをさせられるのはもうたくさん!と思っても仕方がない。結局娘たちは祖父母のもとで暮らすことに。父親は、カウンセリングと父親講習に通って、できるだけ早く娘を取り戻したいと繰り返すが、正直昏睡状態の妻が死ぬまでそれは無理だろう。
マークの件は無事に決着がついた。彼のことを好きになったニックは、マークがシェイクスピアの劇のオーディションに参加するのを手伝う。ルルも同行して、2人はマークが堂々と舞台で台詞を披露する姿を見る。
事務所に戻った2人を待っていたのは、ケイトが持ってきてくれた出産祝いの数々。ルルは「返さないほうがいいわよね?」と言う。まだ100%の自信は持てない、ニックと生まれてくる子供と彼女の3人で幸せになれるかどうかはわからない。でも彼女は産む決心をしたのだろう。

父バートンがニックをさりげなく励ますシーンがよかった。孫が障害を持って生まれてくることがわかってショックを受けないはずがない、だがニックとルルならきっと乗り越えられる。ダウン症児の教育プログラムを即座に調べ、孫のためのお金を貯めていこうとストレートにニックに伝える。ニックは涙を浮かべて感激し、素直にありがとうと父の誠意を受け取る。
今までのニックは三歩進んで二歩下がるじゃなくて、三歩進んでも三歩(下手すると四歩)下がるだったけど、2.5歩にはなったでしょうか。
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# by atsumi-6FU | 2007-11-17 16:11 | FOX CRIME系
2007年 11月 12日

ある種のおとぎばなし。

ブラック・スネーク・モーン Black Snake Moan
ラザラス(サミュエルLジャクソン)は朴訥な農夫。妻を弟に寝取られ沈んでいる。
レイ(クリスティーナ・リッチ、ものすごい体当たり演技)はロニー(ジャスティン・ティンバーレイク、声の甲高さが私好みではないけど立派な俳優になってきました)が出征してから、荒れ放題、男をつかまえてはセックス。だが彼女は好きでそうしているわけではなく、義父に虐待された記憶から逃れるために仕方なしにしているのだった。とはいえそんなことが相手にわかるわけはなく、ある日顔見知りの男の車の中で口論となり、ぼこぼこに殴られ道ばたに捨てられる。
死んだような彼女を見つけたラザラスは家へ連れ帰り、介抱してやった。が、彼女の問題がわかると、一大決心をする。レイの心の中の悪魔が去るまで鎖でつなごう、お前が立ち直るにはそれしかない。神の啓示を受けたかのようなラザラス。気がついたレイは驚き、当然反抗するが、彼の奏でるブルースが彼女の心を開いていくのだった。

いきなり鎖で更正かよっ!と突っ込みたくなる話ではある。ぷぷぷーと吹いてしまったシーンも少なくない。でも夢みたいな話でもある。ロニーが心の病で除隊になって戻ってくるまでのたった1週間の『合宿生活』。ラザラスは何の下心もなくひたすら彼女が治るのを待つ、鎖で繋ぐという暴挙には出たが、心は真摯なのだ。Lazarusの名前はもちろん新約聖書に出てくるラザロから来てるわけで、イエス・キリストの手により甦らされた男、だよね?彼女が甦れば自分の死んだ心も甦る、彼にとっても大切な合宿だった。
ロニーが帰ってきて、最初は2人を誤解しラザラスを撃ち殺そうとするが、彼には出来ない。ラザラスはロニーの苦しみをも理解し、なんとか2人を助けたいと尽力する。ラストは9割の不安と1割の希望。おとぎばなしかもしれないが、もしかしたら2人は幸せになれるかもしれない。少なくともラザラスはそう信じているし、レイには彼との1週間と、今も彼と繋がっている見えない鎖の力があるから、きっと困難を乗り越えていける。やっぱり夢かな。
監督は「ハッスル&フロー」のCraig Brewer、面白いテイストの人です。サミュエルLジャクソン自らの熱演を含めたブルース音楽も力強い。面白い映画でした。
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# by atsumi-6FU | 2007-11-12 21:50 | movies